7月22日に開催された「第59回葛飾納涼花火大会」は、下町情緒あふれる柴又の夜空を約15,000発の花火が彩り、圧巻の迫力と感動を届けました。
左上の緑の花火は、こち亀でおなじみの、両津勘吉花火ですかね。
夏の一夜──葛飾が光に包まれた瞬間
午後7時20分からスタートした、約1時間にわたる打ち上げでは、スターマインや音楽と連動した演出、伝統的な和火、そして会場を白銀に染め上げる大ナイアガラの連続砲がクライマックス。観客席と打ち上げ地点が近いため、光に包まれるだけでなく、音と振動が身体に響き渡る迫真の体験が印象的でした。
見どころと地域との調和
柴又帝釈天の参道を歩きながら、葛飾らしい下町の風景が広がる観覧ルートは、この大会の魅力の一つ。映画『男はつらいよ』を彷彿とさせる街並みに温かな屋台の灯り、草団子や川魚料理と共に味わう街歩きも、花火前夜の期待を高めてくれました。
締めくくり
今年の葛飾納涼花火大会は、花火ファンだけでなく、地域に根ざした文化を愛する地元住民や訪れた観光客にとっても、忘れがたい夏の想い出となりました。近くで轟く打ち上げ音、夜空に広がる鮮やかな光、そして下町に漂う風情――そのすべてが一夜のドラマとなり、葛飾が誇る夏の名物として見事に幕を閉じました。